大気が安定したので、空には多数の積雲が浮かんでいた。まるで綿菓子を千切ったような雲である。朝はクーラーが要らないほどの涼しさであったが、昼過ぎになると夏の暑さに逆戻りである。
午前10時頃、小幡緑地を訪れた。芝生広場で涼んだ後に竜巻池からトンボ池を通ってせせらぎ広場まで散策する。
竜巻池では5、60匹のギンヤンマの群れに遭遇した。中には数組のトンボが交尾のために繋がって飛び回っていた。多数のギンヤンマをこのように見るのは珍しい。
また、この池ではアオサギとカイツブリを見ることができた。アオサギは体半分を水の中に入れていたので何時もより小さく見え、別の鳥かと見紛うようであった。しかし程なく立ち上がり獲物を探しながら歩き始めた様子から何時ものアオサギであると確認できた。又、池の周りでウラギンシジミとコミスジがそれぞれに美しい翅を拡げていた。
トンボ池では秋を知らせる繊細なシラタマホシクサと茶色いガマの花が咲いていた。そして、せせらぎ広場にもキツネノマゴの花を見ることができた。うっかりすると見落としてしまいそうな可憐な花である。
積雲
ギンヤンマ(A)
ギンヤンマ(B)
アオサギ(A)
アオサギ(B)
ウラギンシジミ
コミスジ
ガマ(A)
ガマ(B)
キツネノマゴ