雪に覆われた山々

今日は北西の季節風も弱く3月並みの気温であった。空には雲一つない青空が広がっていた。ガラス窓越しに庭を眺めると小さな羽虫の群れが蚊柱を形成して舞っていた。
午前10時頃、庄内川の堤防に立つと、濃尾平野を一望の下に見渡すことができた。西寄りには伊吹山鈴鹿の山々がくっきりと見える。そして、北に目を転じると雪に覆われた御嶽山中央アルプスなどが目に入った。
河川敷には裸木になったセンダンの木が生えている。秋には鈴なりになっていた薄黄色の実は今は殆どなくなっている。その僅かに残った実をヒヨドリが盛んに啄んでいた。
帰途に寄った春日井市の道風記念館の公園ではハクセキレイを見る。この鳥は川辺に生息しているが、最近はコンビニなどの駐車場で見かけることも多くなった。ひとの生活圏に進出し、共存を目指しているのかもしれない。

 

伊吹山
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御嶽山
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中央アルプス
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センダンとヒヨドリ(A)
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センダンとヒヨドリ(B)
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道風記念館
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ハクセキレイ(A)
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ハクセキレイ(B)
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ヒサカキ

陽射しは春めいていたが、昨日と同様に北西の季節風が強く寒かった。花粉か大量に舞っているのか、突然、花粉症が酷くなった。いよいよ有り難くないシーズンの幕開けである。
午前11時頃、小幡緑地を訪れた。ヤネルキャンプ場から慰霊碑まで散策し、雑木林内の木道を通って児童園まで歩く。暫く目を愉しませてくれていた慰霊碑の紅梅はこの強風でほとんど散っていた。児童園に着くと、ヒサカキの強い臭いが鼻を刺激した。よく見てみると、その中の一本が早くも満開で、白い小さな花が固まって咲いている。この花の臭いは都市ガスのそれに似ているなどと言われることもあるが、一度嗅いだら忘れられないものである。秋の黒い実はこの間までメジロが一心不乱に啄んでいたが、殆ど跡形もなかった。

クリアな空
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陽射しを遮った雲
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紅梅
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ヒサカキ(A)
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ヒサカキ(B)
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北帰行間近のカモ達

今日は朝からよく晴れ、昨日の雨が嘘のようである。空を見上げると青空に沢山の積雲が浮かんでいた。早春賦の歌詞にあるように北西の冷たい季節風が吹いたが、強まった陽射しのせいでさほどが寒さを感じることはなかった。
10時頃、小幡緑地を訪れた。キャンプ場の北側の雑木林を覗くと緋色のカンヒザクラが満開であった。そこでルリビタキのオスを待ったが現れなかった。
緑ケ池に回ると北帰行間近のカモ達が人が与える餌に群がっていた。メスの注目を引くためか、オスの繁殖羽が以前より鮮やかになったように見える。

池の辺りに咲くカンザキアヤメの紫色の花も今が盛りであった。

今日の空
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カンヒザクラ(A)
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カンヒザクラ(B)
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緑ケ池のカモ達
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オナガガモ
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ホシハジロ
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ハシビロガモ
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カンザキアヤメ
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ゴイサギ

2月19日から二十四節気の雨水に入った。気温の上昇により今迄の雪が雨に変わる時期ということである。今週は雨や曇りの日が多かったが、今日は久しぶりにすっきりと晴れ、空には清々しい絹雲が棚引いていた。日中の気温は平年並みであった。
午前10時頃、二ツ池を訪れた。東側にある花壇から南側の池に迫り出した雑木林を眺めるとゴイサギが止まっていた。幼鳥が3羽と親鳥が3羽である。時々目を開けるが、殆ど嘴を羽に埋めて眠っていた。
北側の池は水が半分ほど抜かれたようで、かなり浅くなっていた。そのためかは定かでないがトモエガモの姿はなかった。代わりにオカヨシガモが逆立ちしながら潜水して水草を探しているところを撮影することができた。

絹雲
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雑木林
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花壇
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ゴイサギ(幼鳥A)
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ゴイサギ(幼鳥B)
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ゴイサギ(成鳥A)
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ゴイサギ(成鳥B)
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オカヨシガモの逆立ち
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トモエガモ

今日は曇空から時々弱い雨が落ちてきて、はっきりしない空模様であった。しかし気温は高く防寒着が要らないほどである。
午前10時頃、再び翠松園の二ツ池を訪れた。昨日撮り逃したカワセミの撮影を再び試みるためであったが、猛スピードで水面を飛んでいる姿を一度見ただけだった。
雑木林が迫る北側の岸辺を眺めていると、昨日見たオカヨシガモより少し小さいカモが目に止まった。肉眼では種類がわからなかったが、撮影して拡大してみると、トモエガモの二羽のオスであることがわかった。シベリアから飛来する冬鳥で、珍鳥と言われるカモであるが、今シーズンは少し様子が違うようだ。昨年の11月17日に緑ケ池で雌雄それぞれ一羽を見ている。又、島根県長崎県などでは万単位の大群が飛来しているとの新聞情報もあり、気候変動の影響も取り沙汰されている。

空模様
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トモエガモ(A)
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トモエガモ(B)
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トモエガモ(C)
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トモエガモ(D)
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二ツ池

昼過ぎにしばらく太陽が顔を覗かせたが、概ね曇り空であった。けれども、やはり気温は高く寒さを感じることはなかった。
午前10時頃、翠松園の二ツ池を訪れた。南側の池は立ち入り禁止なので北側の池を観察する。小さな池であるが、いろいろな水鳥を見ることができた。オカヨシガモ6、オオバン5、ホシハジロ3、カイツブリ1、カワウ1、マガモ2、カワセミ1である。オカヨシガモは地味な鳥であるが、なかなか他の池では見ることのない珍しい鳥である。2年ほど前からこの池に飛来するようになった。カワセミは4回ほど近くまでやって来たが、動きが機敏でシャッターを押す前に逃げられてしまった。
池の周りの灌木林ではメジロジョウビタキシジュウカラアオジシロハラが辺りを飛んでいた。また、観察の途中にミサゴが飛来して池の上空を5回ほど旋回していたが、2羽のカラスに執拗に追い回され、池に飛び込むことなく去って行った。ミサゴは魚類を採餌する猛禽である。

空模様
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オカヨシガモ(A)
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オカヨシガモ(B)
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オカヨシガモ(C)
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オオバン
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ホシハジロ
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カワウ
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マガモ
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メジロ
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ジョウビタキ
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ミサゴ
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ヤネルキャンプ場の北

今日はよく晴れた青空に巻雲がたなびいていた。少しの風はあったが、日中は3月並みの陽気であった。ただ夕方になると気温はグッと冷えてくる。
午前10時頃、小幡緑地を訪れた。2年ほど前に開設されたヤネルキャンプ場周辺を散策する。北側の雑木林を歩いていると、ルリビタキのオスが現れた。チィーという微かな声を上げながら飛び回っている。枝や葉に遮られシャッターを押すチャンスを逸しているうちに、フェンスを乗り越えてキャンプ内に消えてしまった。同じ雑木林ではシロハラが落ち葉を跳ね飛ばしていた。土中の昆虫やミミズを採餌しているようである。またコナラの樹上にはツグミが止まっていた。 
帰りの道端でカタバミの黄色い花が目に止まった。少しずつ野にも色彩が戻りつつある。

巻雲(A)
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巻雲(B)
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キャンプ場の北
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シロハラ
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ツグミ
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カタバミ
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