ハシビロガモ


夜半から早朝にかけて細かな雨が降っていた。十時過ぎになると急速に晴れ上がったが、日中は大陸性の高気圧が強まり北西の風が吹いて肌寒かった。
午後、小幡緑地の中央園を訪れた。雑木林を歩いていると、ザワザワと葉が揺れる音に交じって、時々ヒヨドリの声が聞こえる。何となくもの寂しげな晩秋の風情であった。
帰途に緑ケ池を覗くと、雌雄二羽のハシビロガモが水面に羽を休めていた。北方からの冬の客である。この鳥は嘴が幅広く、シャベルのような形をしている。そして、オスの腹部の大きな栗色が美しかった。


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