未明には雨が降っていたが、早朝には止み、雲も切れ明るくなった。しかし午後になると雲が広がって北西の風が冷たかった。まさに早春である。
午前11 時頃、森林公園を訪れた。思いがけなく岩本池にマガンが飛来していた。水墨画などに美しく飛ぶ姿が描かれているが、実際にその姿を見るのは初めてである。マガモよりひと回り大きい。全体に灰褐色であるが、嘴の付け根の白と足の橙色が鮮やかであった。眺めていると近くに他の水鳥が接近した時には首を伸ばし追い払うような様子を見せていた。お馴染みのマガモ、ヨシガモ、キンクロハジロなどもこの遠来の客を珍しく感じていたのかもしれない。
公園の遊歩道ではツグミが土を突付いて採餌しているのをたびたび見かけた。またアセビの花も今を盛りとばかりに咲いているのが目に入った。
岩本池
マガン(A)
マガン(B)